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★平成28年10月16日

 新潟県の阿賀野市議選で、幸福実現党の横井基至氏(36歳)が当選しました。
 横井氏は、当学会の渡辺日本塾一期生であり、渡辺日本塾から初めて議員が誕生しました。



☆平成28年11月9日

当学会の名誉会長の安倍晋三首相が、米国次期大統領のトランプ氏に「両国の揺るぎない同盟を強固にしていきたい」とお祝いを申し上げました。



 プロレタリアート文化大革命が収束して
    まだ40年しか経っていない

日本安全保障・危機管理学会
会長 渡辺利夫


 中国でプロレタリア文化大革命と名づけられる、いわゆる「文革」が始まったのは1966年、今年でちょうど50年である。これが収束したのは10年後の1976年、狂気の10年であった。あの時代の加害者も被害者も中国にはなお相当数が存命中である。狂気は過去のものとなったのであろうか。
 文革とは、絶対的権力者が自己の権力を守護し、それを維持・拡大するために、国家統治機構を破壊し、大衆という巨大規模の御しがたい存在と直接結びついて展開された空恐ろしいまでに大規模で凄惨な権力闘争であった。
 人民公社化運動、「大躍進」政策の失敗、文革の過程で数千万人の犠牲者を出しながら、これを批判するものを次々と粛清しつづけた「躁急冒進」の独裁者が毛沢東であった。冒進を諌める劉少奇や鄧小平らの「実権派」には、中国に資本主義をもたらす「走資派」のレッテルを貼り、「紅衛兵」と称される年端もいかぬ無数の若者の動員により彼らを打倒し、自らを超越的な独裁者に仕立てた。
 狂気の演出者は毛沢東であったが、舞台の上で舞踏(武闘)を演じたのは大衆である。共産革命が成ってなお貧困で無告の民は、自分の周辺の小さな権力者、時に遠い大きな権力者を「造反有理」のスローガンを掲げて追い詰め鬱屈と怨恨を晴らしたのである。
 狂気は狂気であるがゆえに、大衆運動は次第に四方に分裂して相互の闘争自体が自己目的となっていった。年老い衰えつつあった毛沢東の権威にしがみつき権力を振るった「四人組」が文革小組なるものをつくって権力を奪取したものの、ついにはこれが自壊して文なく確かに証した歴史的実験が文革であった。
 文革収束後の指導者が鄧小平である。文革で痛めつけられながらしなやかにも復権を果たした鄧小平の主導により、1981年6月、党は「建国以来の党の若干の歴史的問題についての決議」を採択し、文革とは極左的な誤りから発生した「内乱」であり、責任者は毛沢東だと総括した。鄧小平は共産党の絶対的権力はこれを手放さない決意を示す一方で、中国を改革・開放路線に乗せ、高成長への帳を開いた。そして成長こそが共産党独裁の正統性を保障する根拠として用いられ、社会主義市場経済なる曖昧な観念を操作して大衆の支持を得つつ独裁をつづけるという妙手に打って出たのである。
 あの狂気の文革があってこその市場経済化であり、現在につづく中国の成長と膨張である。ならば、文革は中国にとって完全に過去のものとなったのか。中国は大衆を衝き動かす情念の社会から脱却できたのであろうか。
 そうは言い切れない不気味な様相が中国社会に漂い始めている。文革10年の中国は圧倒的な農村社会であったが、現在の中国は都市社会である。都市就業の拡大に寄与したものは、貧困の農村に戸籍を残しながら都市で居住・労働する農民工であり、彼らが都市の貧困下層民を広範に形づくる。現状に不満を募らせる大衆が都市の凝集しているのである。
 他方、基幹産業はすべて中央政府の直接的な管轄下にある特定の国有企業( 「央企) 」であり、これに連なる末端企業は二万数千社に及ぶ。その経営幹部は党の有力者に縁でつながる人々によって占められ、央企の上納利潤が党を支える。央企は強固な利益共同体となって、貧困都市住民の怨嗟の対象である。多くの地方政府も傘下の国有企業、金融機関、開発業者から成るこれも強固な利益共同体として大衆との断裂は深い。
 都市農村間はもとより都市内部の所得分配の高い不平等度をさらに拡大しつづける国が中国である。大地主や買弁資本家はもういない。共産党独裁下で新たに生まれた利権構造に対する敵意にも似た大衆の反感情が、狂気となって共産党独裁に刃向かう文革的リスクは中国から消え去ってはいない。中国に民主主義は存在しないが、一旦緩急あらば一政権を吹き飛ばす怨嗟と復讐のマグマはありありと存在する。習近平は大衆を信頼しているのではない。恐れているのである。氏が「偉大なる中華民族の復興」をスローガンに民族主義的な、反腐敗を叫んで大衆迎合的な手段に繋く打って出ているのも、ひとたび動き出せば収拾不能な大衆運動という文革的リスクへの恐怖のゆえなのであろう。
 日本が今後とも付き合っていかねばならない隣国・中国とは、なお狂気を内にたっぷり潜ませた存在であることを私どもを忘れてはならない

(機関紙2016年秋号vol.37より引用)


◆学会からのアピール
北朝鮮ミサイル発射に関して平成28年2月7日午前11時55分頃寄稿)

我が国は、領域上空を飛び越え、切り離した燃焼済みロケットや付属物の領域への落下が見込まれる今次発射に対し、十分に対応し報道もなした。
問題中の問題は、我が国に、弾頭自体が落下する可能性がある周辺国のミサイル能力であり、その更なる開発や展開である。

これまでの開発や配備について、十分に国民に知らしめてきたとは思えない。
今現在の、「脅威」に対する報道も少なく、「有識者」の認識もあまい。

国民の安全を守ることを第一の使命とすべき国会議員やその候補者達は、周辺国の我が国への攻撃力についての知識は、政治家として、基礎中の基礎と認識できているか。
我が国への直接的な脅威を語れないのは、自己に降りかかる「不吉」を扱いたくない心情であるが、そうした人は国政に関与しない方が良い。
「自己欺瞞」と「偽善」では国は守れないからである。
以下省略


渡辺日本塾第二期開講のお知らせと募集要項を掲出しました。
ご希望の方はお早めにお申込み下さい。詳細はこちらをご覧下さい。

当学会、下記の研究部会の最新の報告を掲出しました。
各ページを最下部までスクロールしてご覧下さい。
 ☆中国研究部会詳細はこちらをご覧下さい。
 ☆ロシア研究部会詳細はこちらをご覧下さい。
 ☆民間防衛研究部会詳細はこちらをご覧下さい。

◆News
ネパール大地震、復興支援募金ご協賛の御礼と終了のお知らせ
平成27年4月25日、ネパールの首都カトマンズを直撃したマグニチュード7.8の大地震は、死者9,000人に及ぶ大被害を発生させました。
当学会ではこのための緊急援助資金を各位から募っておりましたが、この12月にて合計30万円となりました。
この浄財を2回に分けて、在日ネパール大使館のマダン・クマール・バッタライ特命全権大使(当時)にお届けし、感謝状を戴きました。
これをもちまして、当学会の募金は終了いたします。各位のご支援に厚く感謝いたします。

平成27年初に引き続き、またもパリにて同時多発テロが発生しました。
当学会が総力を挙げて編んだ単行本「究極の危機管理」種々の脅威・危機に対面されるであろう諸賢の大いなるご参考になるものです。
できる限り多数の方がお手に取られ、被害の回避や最小化に役立てて頂くよう祈念します。目次等詳細はこちらをご覧下さい。

また、テロ等を含む海外でのリスクについての当学会推薦の単行本を、改めてご紹介します。こちらもどうぞ多数の方がお手に取ってくださるようお願いします。目次等詳細はこちらをご覧下さい。

当学会河原理事執筆の単行本をご紹介します。
パワーと脅威に基づいた米中台の関係、東アジア・台湾海峡での緊張と緩和、お互いの脅威認識状況など論じた必読書です。詳細はこちら
河原、米中台、表紙、サイズ小.jpg

◆News
平成27年10月1日、当学会の横山佳夫顧問は平成27年4月29日の更生保護功績による藍綬褒章の受章(下掲)に引き続き、多年人権保護委員として国民の人権の保護と、人権思想の普及高揚に尽くされたことに対し、上川陽子法務大臣(当時)から感謝状を贈られました。重ねて祝意を表します。
WEB小横山顧問褒章伝達式.jpgWEB小横山顧問大臣褒章.jpg

☆平成27年10月7日に発足した第3次安倍改造内閣において、当学会の顧問議員 中谷 元 先生は防衛大臣として、ご留任されました。祝意を表します。

◆News

☆企業倫理再構築認証マーク制度(略称 企倫マーク制度)の運用が開始され、当学会が企倫マーク付与機関になりました。
この制度は、ブラック企業であるとの悪評・風評リスクを避けることを念頭に、企業倫理体制やその再構築の実践状況などを外部から多角的・客観的に評価し、その結果、一定水準以上であると認められる企業を認証し、当該マークを付与する制度です。こちらをご覧下さい。詳細はこちら
企倫制度、小.jpg
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また、認証取得希望企業を審査する審査員(BERインスペクター)の資格取得をご希望の方は、こちらをご覧下さい。詳細はこちら


☆当学会推薦の下記単行本をご紹介します。海外危機管理担当者・駐在員の方々にとっては、時宜を得た必読書です。詳細はこちら詳細はこちら
テロ、トリムサイズ小.jpg


☆第8回クライシスマネージャー養成講座は平成27年7月25日に無事終了いたしました。詳細は当該ページをご参照願います。



☆平成27年4月29日、当学会 横山佳夫顧問は更生保護功績により、藍綬褒章を受章されました。祝意を表します。

◆渡辺日本塾、第1期は予定通りスタートしました。第2期以降につきましては、逐次このサイト等にてお知らせいたします。第1期のカリキュラム等は「渡辺日本塾」のページをご覧ください。



◆セミナーのお知らせ





●平成27年2月12日開催の第38回安全保障・危機管理セミナーは無事終了いたしました。
お骨折りいただいた当学会顧問議員、財務副大臣 菅原一秀先生、
ご臨席・お言葉を賜りました当学会顧問議員、法務大臣政務官・内閣府大臣政務官 大塚拓先生、講演者の農水省農林水産研究所 上席主任研究官 河原昌一郎当学会理事、同前陸上幕僚長、3.11時の陸自東北方面総監、現小松製作所顧問 君塚栄治当学会顧問はじめ、ご来場いただきました多数のご来賓、会員の皆様に感謝いたします。
君塚栄治当学会顧問(当時)は平成27年12月、ご病気のため逝去されました。改めましてこのご講演に御礼申し上げるとともに、ご冥福を祈念致します。
38回セミナー会場1n.jpg38回セミナー会場2n.jpg38回セミナー会場3n.jpg河原理事.jpg38回セミナー君塚講師講演n.jpg38回セミナー君塚講師・参加者n.jpg


●平成27年1月23日開催のインテリジェンス研究会は無事終了いたしました。
主宰いただきました北芝当学会顧問に御礼申し上げます。
インテリジェンス研究会1n.jpgインテリジェンス研究会2n.jpg



●平成26年12月9日(火)開催の「第37回 安全保障・危機管理セミナー」は無事終了しました。
講師の拓殖大学名誉教授 茅原郁生先生、株式会社ようとう代表取締役 木村方子様はじめ、ご来場いただきました多数のご来賓、会員の皆様に感謝いたします。


会からの緊急アピール
各位ご高承の如く、新年早々パリにてテロ事件が勃発し、まさに今の瞬間も当局により容疑者の捜索活動がなされています。
本事件に関し、当学会主任研究員 新田容子君から緊急メッセージが寄せられたので、ここに全文を掲出いたします。
各位におかれては、ご高覧方を賜りますよう、お願い致します。
平成27年1月9日



●米空母「ジョージ・ワシントン」・戦艦「三笠」研修挙行!(4月30日)
参加者集合写真:ジョージ・ワシントン(デッキ上)
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●平成26(2014)年9月、当学会事務所は下記に移転しました。
  新住所:〒102-0074 東京都千代田区九段南3-3-4
                ニューライフビル6階
               (東京家政学院大学の正門前)
  電話:03-3511-5077
  FAX:03-3511-5078
  ※詳しくは「アクセス・お問合せ」ページをご覧ください。

●講師派遣いたします(安全保障、危機管理、北朝鮮・中国などの軍事情勢)

●当学会顧問 佐藤正久氏 参議院選挙当選(2期)


●名誉会長 安倍晋三、内閣総理大臣に就任
 顧問 菅原一秀、経済産業省副大臣に就任

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●平成25年5月24日(金)
第31回セミナーを実施しました。
 「最近の中国経済について」渡辺利夫会長
 「北朝鮮の核実験以降の動向」西村金一
 「航空自衛隊の活動について」森田雄博1空佐
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最終更新日

2016.10.26


☆所在地 〒102-0074 東京都千代田区九段南3丁目3番地4号ニューライフビル6階 Tel:03-3511-5077
Fax:03-3511-5078
メール:info@jssc.gr.jp
名誉会長 安倍 晋三
会   長 渡辺 利夫
副 会 長  井上 幸彦
理 事 長  二見 宣
副理事長 村木 裕世 
副理事長 古市 達郎

学会役員一覧表を改訂しました。こちらをご覧下さい。
行事予定を改訂しました。こちらをご覧下さい。
2016年10月26日
北朝鮮のミサイル発射、北方領土の日についてのコメントを掲出しました。
2016年2月2
渡辺日本塾第二期の募集要項を掲出しました。こちらをご覧下さい。
2016年1月31
中国研究部会、ロシア研究部会、民間防衛研究部会の報告書を掲出しました。
中国研究部会についてはこちらをご覧下さい。ロシア研究部会についてはこちらをご覧下さい。
民間防衛研究部会についてはこちらをご覧下さい。
12月20日
平成28年3月3日~7日の台湾淡江大学との共同研究・現地研修のご案内を掲出しました。(定員に達したため募集は終了)こちらをご覧下さい。
平成28年3月10日の日銀研修のご案内を掲出しました。こちらをご覧下さい。
12月13日
危機管理訓練部会の直近のレポートを掲出しました。こちらをご覧下さい。
12月12日
当学会機関誌最新号の表紙と目次を掲出しました。こちらをご覧下さい。

当学会吉川圭一ワシントン事務所長著作の単行本を2冊を紹介しました。こちらをご覧下さい。
12月6日
11月20日
当学会編著の単行本「究極の危機管理」の目次を新たに掲出しました。
詳細はこちらをご覧ください。
11月15日
第1期渡辺日本塾の終了に伴い、総括レポートを掲出しました。こちらをご覧下さい。
第2期は平成28年4月開講予定です。
11月14日
当学会河原理事の単行本を紹介しました。
10月28日
インテリジェンス研究部会レポートを掲出しました。こちらをご覧下さい。インテリジェンス研究部会
10月19日
平成27年10月1日当学会顧問である横山佳夫氏は、上川法務大臣(当時)から感謝状を贈られました。
10月1日
当学会顧問議員である中谷元先生は、第3次阿部改造内閣において、防衛大臣としてご留任されました。
8月1日:当学会が企倫マーク付与機関になりました。詳細はこちらをご覧ください。
6月28日:会員募集ページの内容をアップデートし、入会申込書を掲出しました。こちら
5月17日:川柳募集のページを新作しました。
☆クライシスマネージャー養成講座のページを新作しました。詳細はこちらをご覧ください。
5月2日:横山顧問、藍綬褒章受章のニュースを掲出しました。
4月28日:「渡辺日本塾」のページに開塾初日の様子を追加しました。詳しくはこちらをご覧ください。
4月2日:既報どおり、27年3月3日(火)に東京ビッグサイトでのセキュリティショーの会場にて「東京オリンピックで懸念されるテロへの対応と対策」というセミナーを開催しました
そのときの写真もこのページに掲出してありますので、ご覧ください。
27年2月25日開催のロシア研究会の写真を、このページに掲出しました。
27年1月23日開催のインテリジェンス研究会の写真を、このページに掲出しました。